8500系ヒストリー (2010年代後期編)

2017年3月に2020系が田園都市線に投入されることが発表された。2017年度は10両x3編成の投入で増発分のみの増備となったが、その後も順次導入を予定されていることが発表された。置き換え対象に当時田園都市線の最古参形式である8500系が含まれることが容易に理解することができた。2018年度以降は2020系の増備が進んだが、2000系と8590系の置き換えにとどまり、田園都市線8500系の置き換えは2019年から開始された。一方で、田園都市線を去ることになった2000系は、大井町線への転属に向け改造され9020系となり、大井町線の8500系を置き換えることになった。この結果、2019年3月に大井町線で8500系の運行が終了し、田園都市線より先に8500系を見ることができなくなった。

引退に向けて廃車が進む前に、田園都市線の各駅停車にも種別表示が行われるようになり、8500系にも「各停」と種別表示が行われるようになった。ただし、幕式の8606Fには適用されなかった。

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「各停」表示が行われる前の8500系 8621F。(2017年7月撮影@溝の口)

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側面表示が種別のみの表示は2017年12月までとなった。(2017年11月撮影@溝の口)

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フルカラーLEDの編成は、5000系などと同じく青地表記となった。(2017年11月撮影@溝の口)

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2018年になり、8637Fの青帯編成にラッピングが施された。その後Bunkamura号となるが、Bunkamuraラッピングまでには少し時間があり、ドア色だけが変更された状態でしばらく運行された。(2018年3月撮影@あざみ野)

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その後、全面と側面にBunkamuraラッピングが施され、Bunkamura号となった。(2018年4月撮影@あざみ野)

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2018年に運行を開始した6020系。この並びは1年も見られず、8500系が引退することとなった。(2018年8月撮影@溝の口)

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田園都市線と大井町線の8500系3並び。先に大井町線の8500系が引退し、この並びも2019年初旬に見納めとなった。(2018年8月撮影@溝の口)

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2019年になると2020系も増えてきて、いよいよ田園都市線8500系の置き換えが本格化する。(2019年6月撮影@鷺沼)

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VVVFインバーター試験車であった8642Fは2019年7月に運用を離脱。東武線非直通編成を表すⓀ(サークルK)編成は8606Fの1本となった。(2019年7月撮影@高津)

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2019年末時点では2020系よりも8500系の本数が多く、東武線でもまだ頻繁に見ることができた。(2019年8月撮影@草加)