8500系ヒストリー (2000年代前期編)
2023年1月25日に東急最後の8500系、8637Fが長津田車両工場に回送され、東急線での運行を終了しました。当サイトでも開設当時から8500系を撮影してきました。編成ごとの写真は、東急編成写真 8500系に掲載しておりますが、このコーナーでは、8500系全体の動きを振り返っていきます。(一部、編成写真と同じ画像を使用しています。)
まずは、当サイトの資料収集を開始した2000年から2004年頃の8500系です。この頃の8500系は、2003年に8500系で初めての廃車が発生し、8500系全廃に向け動きだした時期でした。一方で、5両?5両の8500系が分割され大井町線に転属されたことや、東武線への直通運転が開始されたことによって、8500系の運行範囲は広がりました。東京都の東側や埼玉県でも東急8500系の姿を見ることができるようになりました。
水天宮前に停車中の8604F。二子玉川園の駅名変更時、田園都市線の車両の幕は交換されず、「園」の文字が消される対応が取られた。その後、LED化が進められ、幕式のままの編成も営団半蔵門線の押上延伸時に交換され見納めとなった。(2001年1月撮影@水天宮前)
2002年10月頃の長津田検車区。5000系の導入が開始された頃で、検車区の大半は8500系だった。(2002年10月撮影@長津田検車区付近の行動)
梶が谷駅に停車中の8603Fと8624F。東武線との直通運転開始前で?(サークルK)マークの掲出前。梶が谷駅も屋根が設置される前の姿である。(2003年2月撮影@梶が谷)
こちらも東武線との直通運転開始前の光景。大井町線も8000系、8090系と8000系列が並ぶことは日常の光景だった。(2003年2月撮影@二子玉川)
東武線との直通運転開始前の試運転にも8500系が投入されている。写真には8627Fと一緒に東武8000系の姿も。(2003年3月撮影@春日部)
東武線との直通運転開始後には、一部の8500系に記念のヘッドマークが掲出された。(2003年3月撮影@草加)
2003年からは8500系が大井町線に転属。4編成が所属した。写真は工事中の大井町駅に停車中の8638F。(2003年5月撮影@大井町)
8637Fと8616F。2003年5月頃から、多摩田園都市50周年の記念ステッカーが田園都市線のほぼすべての編成に掲出された。8637Fには取り付けられなかった。(2003年5月撮影@あざみ野)
同日のあざみ野駅に停車中の8634F。当時、東武の車両は30000系だった。(2003年5月撮影@あざみ野)
側面幕に英語表記が入るようになったのは、2003年の営団半蔵門線の押上延伸対応で交換された時。各停の種別表記は田園都市線では行われなかった。(2004年8月撮影@あざみ野)
急行幕は、種別文字が赤、行先は赤字に白文字。このデザインは、準急運転開始時まで使用された。(2004年8月撮影@あざみ野)